らんちゅうは数多くある金魚の品種の一つです。その言葉や実物を知っている方に思い浮かぶイメージを聞くと、「すごくかわいい金魚だ」か「なんだかとても形が変で気持ち悪い」という意見に分かれることでしょう。
その前者のイメージを持っているファンは日本において非常に多いと思います。
私もそんな一人であり、らんちゅう飼育をはじめてもう10年以上になります。また、古くから飼育をしている先輩達にたくさんの飼育法や技を教えて頂く機会にも恵まれました。
そんな中で普段から実践していて役立ちそうならんちゅうの飼い方の様々な方法をお伝えしたいと思います。はじめてみようと思っている方はぜひ参考にしていただき、らんちゅうの魅力にさらにどっぷりはまってみてください。
らんちゅうの歴史は金魚の中では比較的浅く、また、背びれがなく、身体も丸く、頭も大きいので金魚でないような感じがします。しかし金魚自体の品種が多い中でなぜ多くのファンを虜にする魅力があるのでしょうか?
私が思う一つ目の魅力は、顔、頭が他の金魚に比べて非常に人間的なかわいらしいイメージを持っているからだと思います。 これは頭に肉溜が極端に発達しているからだと思うのですが、目が大きく、目先の肉溜がどこか人間の鼻や耳を連想させますね。
一般的な金魚と違ってらんちゅうの泳ぎは非常にゆるやか、どっしりという感じです。 さらに大きめの尾びれをいっぱいに開いて泳ぐ姿はとても優雅ですね。
多くのファンを魅了するのはじつはこの飼育方法なのではないでしょうか?ただほうっておくのではなく、年間を通して日々の餌やり、水換えなどを手間ひまをかければかけるほど、色どりの豊かさや体の大きさ、さらには性格まで変わってきます。 またそれにともなってらんちゅうに対する愛情も湧いてきますよね。 さらに飼育技術を競う品評会も全国各地で行われ、優秀ならんちゅうは入賞、表彰されるなど、他からの評価が受けられることが魅力的です。
らんちゅう飼育は、一昔前は自分の庭に池を作れるほどのお金持ちしか飼育できず、 また飼えたとしても高度な飼育技術が必要な金魚でした。
しかし、断熱型の水槽やヒーター、餌など飼育器材の発達によって狭いスペースしかない人でも飼育できるようになりました。
それでも、らんちゅうも生き物であるがゆえに思い通りの形や大きさに成長させることはなかなか難しいことです。
飼育本の解説や先輩たちの飼育方法を真似してみても同じ結果にならず、その難しさゆえに多くのらんちゅう愛好家を捉えてはなさないわけでもあります。
今までの経験をもとに最も効果的な飼育技術をお伝えしようと思っていますが、皆さん全てにあてはまるわけではありませんので、あくまでも飼い方のヒントとしてご活用頂ければ幸いです。
名前:kik-boo
らんちゅう飼育歴:15年 水槽からの2尾飼育に始まり、今ではそれが高じて屋外プラ船で8尾飼育しています。これまで長年飼育した中での知識を役立てればと考えています。
私もちょくちょく購入させてい頂いているらんちゅうの通信販売サイトです。品評会で賞歴もある様々な愛好家のらんちゅうのみを販売しています。価格も手頃なものが多く、購入後に飼い方の疑問やらんちゅうの病気のことについて質問しても丁寧に返事を書いてくれて助かっています。初めての人でも敷居が低いお店ですね。